アテックのリークテスター

アテックは世界最大級のネットワークを持つ、リークテスター、フローメーターを主力とする計測器メーカー。
シンプルな製品展開により、最新テクノロジーをリーズナブルな価格で、
世界33ヵ国の多様なメーカーに提供しています。
5シリーズは5種類の多機能、高精度テストモジュールに、B5サイズから3Uユニットまでのケースを
必要に応じて選択できる、高い生産性を実現したリークテスターシリーズです。

エアリークテスターの精度とは?

生産現場において、リークテストは生産ラインのボトルネックになっていることが良くあります。そして、多くのお客様が仕方ないとあきらめられているようです。

「エアリークテストは時間がかかるものでは?」
「基本原理は同じだからどこのメーカーもそんなに差はないのでは?」

もっともな疑問です。 しかし例えば同じ差圧式でも、各テストフェーズに対する考え方や、内部構造により、測定精度や測定時間がかなり変わってくるのも事実です。 さらに実際の使用状況では様々な要素が絡んでおり、治具、テスト環境、テスト工程などを見直すことで、簡単に精度向上や時間短縮ができることがあります。 これらの総合的判断がリークテスターメーカーの技術力と言えるでしょう。建築で基礎が重要なように、まずテスターの持つ基本性能が重要なのです!

環境変化の中での「実質的」精度

エアリークテストを行う上で、短期間の実験による一定の条件では良い測定結果でも、長期間の測定では環境変化(温度変化)やテストパーツのばらつきにより、安定した測定ができないというご相談が良くあります。

測定媒体が気体である以上、ある程度は仕方がないことです。このような問題にはソフトウェアで補正をするのが一般的ですが、 長期的視点から見た実際の測定精度には、テスターの基本構造が大きく関連しています。
複雑な方式やソフト的に対処する以前に、基本的事柄が追及されていることが必要です。

4つの重要な基本要素

測定器やテスターはカタログデータだけで性能を判断することはできません。
カタログデータが似ている二つのメーカーの自動車が、実際に乗ってみるとまったく違うのと同じです。
カタログには出ない様々な要素が総合的な性能に影響するからです。
特にエアリークテスターは少し特殊な測定器です。
「センサーの精度=実際の測定精度」とはなりません。
しかし、そこにこそ様々な技術があるのです!

1、圧力変動のない空圧弁

テスター内部の空圧回路をコントロールする空圧弁は、エアリークテスターにとって非常に重要な部分です。漏れがないことはもちろん、動作によって圧力変動をできるだけ起こさないこと、 無駄な空間がないこと、耐久性があること等が求められます。

ほとんどのエアリークテスターはポペット弁を使用していますが、5シリーズではスプール弁を採用。切替時の圧力変動がほとんどなく、必要な流量を確保しつつも無駄な内部空間がないなど、リークテスターに求められる条件をバランスよく備えた弁構造です。 シール部のOリングは圧力差によるたわみや滑りも起きないリークテスター専用の設計です。これにより、各テストフェーズを理想的な方式で切り替えることができ、短時間と高精度を実現しています。

2、必要最小限の内部空間容積と環境変化に強い構造

テスター内部のテスト経路容積は、想像以上にテストに影響を及ぼします。テストするパーツが小さいほどその影響は大きくなります。 加圧時間や、内部の空気圧が落ち着くための安定(平衡)時間は、テストパーツ、治具、テスター内部の全ての総容積 が小さいほうが短時間になります。また、差圧式や直圧式などの圧力で測定するタイプのテスターは、総内部容積でどこまで小さい漏れを測定できるか決まります。

5シリーズは、スプール方式の各弁(加圧、テスト、排気)をアルミ製ブロックに一体化し、差圧センサーも配管を介さず直接取付。無駄な要素を一切排除するとともに、内部経路のポート、シールゴム、バルブなども小型化。テスト圧力下でのシールゴムのたわみや、エアーバルブの作動による不要な圧力変化の影響も小さくなり、より短時間な測定と、環境変化の影響を受けにくい、高精度を確保しています。

3、精度と耐久性を両立する差圧センサー

最も重要な部品の一つ、差圧センサーは、いち早くキャパシタンス(静電容量)型をリークテスターへ搭載、実用化に成功しています。これにより精度、再現性、追従性などが改善。 分解能0.1Pa、誤差2.5%±1Pa以内の高精度を実現しています。耐圧力は-100KPa~2MPaと0~8MPaのワイドレンジ。これもアテックだけの技術です。

4、確実な測定を実現するシンプルな基本構造

圧力の変化に影響するため、テストの空圧回路には、検出用のセンサー以外何も接続されていないのがベストです。それ以外のデバイスは、テスト結果の不安定要素となります。多くの場合、接続部にはゴムが使用されており、圧力の安定を妨げたり、漏れの原因となる為です。「基本的にテスト回路に付属物はあるべきではない。」アテックはこう考えています。
もちろんこれが全てではありません。
しかし、こう言ったカタログデータではわかりにくい事柄も、精度、テスト時間、安定性などに大きく影響します。

ここで全てをお伝えすることはできませんが、これらの各項目の中に多くの見えない技術があるのです。

独自の技術で効率改善を提供

現在、日本国内でも多くのメーカーにご採用いただいていますが、これまでほとんどのケースでリークテスト時間の短縮に成功してきました。もし今行っているエアーリークテストが、精度向上とともに、さらに約15%のテスト時間短縮ができるとしたらどうでしょうか?

「原理は同じなのにそこまで変わるものなのか?」と思われるかもしれません。

もちろんすべての場合で可能とは申しません。 ですが、今まで採用していただいたお客様のうち、約87%、つまり10ケースのうち8ケースで何らかの改善を得ることができたのです。 そのなかには50%以上のテスト時間短縮を達成した製造ラインもあります!

5シリーズで可能なことの一部は・・・

  • 独自の構造によりテストサイクルタイムを5~15%短縮
  • 今まで難しかった5~10Paレベルにおける安定した判定(差圧式)
  • 厳しい判定値における、環境変化に対する安定性の改善
  • デュアル圧力制御。正圧‐負圧、中圧‐低圧など任意の組合せで、二台必要だったテストが一台で可能。間接法テストも簡単に
  • 独自の構造によるマスターレスでの安定したテスト・・・ほとんどの場合マスターワークは不要(差圧式)
  • オリジナルのテスト解析ソフトを利用して、テストプログラム作成支援、統計、結果の保存、圧力変動をリアルタイムで曲線表示
  • 複数の異なるテストプログラムを任意の順番、条件で自動実行・・・異なるパーツや、二つ以上のパーツを測定したい場合も簡単
  • 標準機能の予備加圧を使用して、テストサイクルタイムの短縮や、加圧により変形しやすいパーツのテストを改善
  • テスト結果のパソコンへの取り込み
  • 外部PLC回路からの制御
  • 環境変化やワークのロットにおける変化の自動補正
  • パーツをシール接続する自動クランプシールコネクタのコントロール
  • 簡単なテストシステムの構築・・・テスターのみでクランプ、シリンダーなどを駆動可能
  • 日本国内で調達、海外での修理、校正サービス
  • 海外での同製品の調達
  • お客様の状況にあわせたカスタマイズ

※一部の機種には当てはまらない項目もあります

5シリーズでは生産性と信頼性が向上しました

高精度とサイクルタイム短縮を追求するために差圧センサー、バルブユニット、制御基盤をモジュール化。

テストの精度や時間に直接影響する、テスト回路の内部容量は従来の1/5を実現。 容量が小さくなり、精度、再現性がアップするだけでなく、充填や安定に要する時間も短縮されています。また、環境変化の影響もさらに少なくなりました。

部品点数が減り信頼性も向上。 それにともないケースサイズも、従来の1/3以下の最小B5サイズへと大幅にコンパクトになりました。 これにより設備の自由度が向上。無駄な配管を減らし、より理想的な設備を構築することが可能になっています。

5シリーズの特徴

  • 必要なものだけを選択できるカスタマイズ方式
  • テストユニットの基本技術は6種類
  • ケースは用途に合わせて選択可能な9種類
  • 独自のセンサー、バルブユニットなどによる高精度、短時間測定
  • 最小B5サイズのコンパクトケース
  • 高精度差圧センサーと、圧力センサー
  • 電空レギュレータ標準内蔵(設定の簡素化、予備加圧による時間短縮など多くのメリット)
  • センサーの自動0点補正による誤差の少ない測定
  • 正圧最高8MPa~負圧最高-100KPa(直圧式4シリーズは10MPaまで可能)
  • 用途に合わせたバルブユニットの選択。標準、またはさらに極小内部空間のミニバルブ
  • 最大32プログラム入力
  • 自社オリジナルのテスト解析ソフト(WINATEQ)標準対応
  • デュアルレギュレータ制御
  • RS232C通信(PCと通信可能)
  • フィールドバス対応
  • トレーサビリティーの確立
  • カスタマイズシステムならではの汎用性(将来の転用可能性)
  • 多業種世界的大手メーカーへの納入実績

※一部の機種には当てはまらない項目もあります

この違いは何をもたらすでしょうか?

ご存知のように、現在日本の製造業は外国の安い労働力との競争の中にいます。さらに原材料費などが上がる中、 販売価格にそれを転嫁するのは難しい場合が多いでしょう。

もしあなたが担当する生産ラインで、リークテストの時間が15%短縮されたらどうでしょうか? 二割の価格削減はどのような変化があるでしょうか?長期的、実質的精度の改善は何をもたらすでしょうか?

違いを確認してから決めていただけます!

ここでの説明だけでは、お客様のパーツに本当に効果があるのか確信を持てないでしょう。ですので、もしアテックの製品を試してみたい場合のために、無償でデモ機をお貸ししています。採用に至らない場合でも費用は発生いたしません。

方法は2つ

①テストしたいパーツをお預り・・・こちらでお預かりしたパーツの実験をさせていただき、後日報告とデモをさせていただきます。
②デモ用テスターの貸し出し・・・テスターをお貸ししますので納得いくまで実験してください。この場合は、テストの設定などのお手伝いさせていただきます。 またこの場合、日程と期間の調整をお願いしております。

実験はどちらの場合も無償ですが、特殊な治具が必要な場合は、治具の費用をご負担いただく場合があります。 また、その他ご質問などもお気軽にお問い合わせください。

※現在、大変多くのお客様にご要望をいただいておりますので、日程はご希望に添えない場合もあります。 実験をご希望の場合は余裕をもってお問い合わせください。

世界中でアテック選ばれるのには理由があります!

リーク、フローテスターやテスト装置のメーカーは数多くあります。
エアーリークテスターやテスト装置を作ることはそんなに難しいことではありません。
基本原理はシンプルだからです。
そのような中、なぜ世界中でアテックが選ばれているのでしょうか?

必要なものだけを選択できるカスタマイズ方式

お客様の状況に確実にローコストで対応するために、アテックは基本的に専用機をラインナップしません。テスターの心臓部であるテストユニットを多様なケースに組み合わせるカスタマイズ方式。無駄を省き、リーズナブルな価格で最新テクノロジーを選択いただけます。また、システムの変更にも柔軟に対応。不要なコストをかける必要はありません。

世界ブランドならではの最新テクノロジー

CPU、圧力センサー、レギュレータなどのパーツはヨーロッパ、日本、アメリカなど世界中から最適なものを採用。最新テクノロジーを常に投入しています。 アテックはテスターの心臓部である差圧センサー、バルブユニット、OSなどの開発に集中しています。特に差圧センサーは特許申請され、長年の経験から開発されたリークテスト専用設計。高精度を実現しています。 こうして常に一歩進んだテクノロジーを提供できるのです。

ワールドワイドな供給体制だからできるリーズナブルな価格

生産拠点を最適に配置することによりローコストを実現。現在アテックでは、製品をフランス(欧米地域)と台湾(アジア地域)で生産し、半完成キットの状態で日本に送ります。国内でお客様のオーダーにあわせ 組立、校正をし、出荷します。無駄の少ない生産体制により高性能なテスターをリーズナブルな価格で提供することが可能になっています。

世界33ヵ国でのローカルサービス

アテックのネットワークは世界33ヵ国。ほとんどの産業国をカバーしています。21ヶ国以上で当社のエンジニアが、さらに13ヶ国で契約しているエンジニアが技術サービスを行っています。 国内でも海外現地工場でも同じテスターを導入できます。日本から現地に送る場合、現地で調達する場合のいずれも、現地のローカルサービスを利用することが可能です。

フォーカスしてより良いものを提供する

アテックは自社で設備を作りません。アテックは設備メーカーと協力し、設備を作り上げます。そして、アテックはテスターを開発することに集中します。また、テスターの基幹部品以外のパーツは世界中から最良のものを選択しています。全て、基幹部品を開発することに集中するためです。 アテックは自身の役割に特化することで、より良いテスターを開発し製造現場の生産性を改善することに尽力しています。
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